もどりライト

 【秋深し主はなにをする人ぞ…】「エスパー魔美・彗星おばさん」
「秋深き隣は何をする人ぞ」
 松尾芭蕉の作。秋も深まってきて、辺りはひっそりと静まりかえっている。自分は体の調子が悪くてふせっているが、隣の家でも物音があまりせず、時折何かひそかに気配が感じられるだけ。隣の人は一体何をしている人なのだろうか、という意。
 
 【秋深しわれ泣きぬれてイモふかし】「エスパー魔美・彗星おばさん」
「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹と戯る」
 石川啄木の作。「一握の砂」より。
 
 【あんたのお名前なんてーの!?】「オバケのQ太郎・ぼくらのゴーストタウン」
 【ほんとのお名前なんてえの?】「パーマン・パー子の正体は?」
「あなたのお名前なんてーの?」昭和28年
 トニー谷の決まり文句。そろばんでリズムを刻みながらの語り口で様々な流行語を生み出した。「あなたのお名前なんてーの?」と聞かれた人は「〜と申します」と答える。
 
 【一分間時間をください、やめるように説得します】「ドラえもん・ふつうの男の子にもどらない」
「私に一分間時間を下さい」
 演歌歌手の都はるみが、1984年のNHK紅白歌合戦出場をもって「普通のおばさんに戻ります」と引退表明していたために、総合司会の鈴木健二アナウンサーが当日、「私に一分間時間をください。」と、引退を引き留めようとした。結局都はるみは引退したが、1987年にカムバックした。
 
 【憂きことのなおこの上につもれかし限りある身の力ためさん】「ドラえもん8・くろうみそ」
「憂きことのなおこの上に積もれかし限りある身の力ためさん」
 山中鹿之助の歌として知られているが、これは誤りで、陽明学者・熊沢蕃山(1691没)の作と考えられる。
 
 おかあさん、おかあさん。どこへいったのでしょうねと、
   大さわぎしたムギワラ帽子。谷へ落としたあの帽子。
「ドラえもん・あの日あの時あのダルマ」
「人間の証明」
 森村誠一の推理小説「人間の証明」に登場する西条八十の詩の一節「母さんも僕のあの帽子、どうしたでせうね?ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ」から。
 
 【オッペケペッポーペッポッポー】「ドラえもん41・時限バカ弾」
「オッペケペ節」
 明治中期、新派俳優川上音二郎が浮世亭○○と名乗って寄席に出演、時世を風刺して歌った演歌。「権利幸福嫌いな人に自由湯(党)をば飲ませたい、オッペケペ、オッペケペッポー、ペッポッポー」などの歌詞が人気を博し全国的に流行した。
 
 【おのれ放火魔 このうらみはらさでおくべきか〜】「エスパー魔美・ヤミに光る目」
「このうらみはらさでおくべきか」
藤子不二雄A先生の代表作「魔太郎がくる!!」の主人公、魔太郎の決めセリフ。いじめを受けたときに復讐を誓うときの言葉。
 
 【およびでない!】「21エモン・超特急ロケット」
「お呼びでない」
昭和36年に始まるテレビ番組「シャボン玉ホリデー」内での植木等のギャグ。場違いな場にいることに気づき、「お呼びでないね?お呼びでない。………こりゃまた、失礼いたしました!」
 
 【おれについてこい!!】【なせばなる】「オバケのQ太郎・世界一周」
「おれについてこい!」「なせばなる」昭和40年
 東京オリンピックで金メダルを取った女子バレーボールチームの名監督、大松博文の著書名。世界一になるまでの猛練習と、その背景の全てを表した名文句。
 
 【オンドリャー】「新オバケのQ太郎・Qちゃんの家庭教師」
「オンドリャー」
 昭和45年頃、漫画家谷岡ヤスジのギャグマンガから生まれた流行語。他にも「鼻血ブー」「ドバッ」「全国的にアサー」というギャグを連発した。
 
 【かん難汝を玉にす】「ドラえもん8・くろうみそ」
「艱難汝を玉にす」
人間は、多くの辛いこと、難儀なことに遭遇して、初めて玉のような立派な人格になる、という意。
 
 【記おくにない!】「ドラえもん11・Yロウ作戦」
「記憶にございません」昭和40年
 戦後最大の汚職と言われたロッキード事件で証人喚問で小佐野賢治が乱発した言葉。
 
 【さいざんすか】「オバケのQ太郎・台風Q号」
「さいざんす」昭和28年
 トニー谷の決まり文句。そろばんでリズムを刻みながらの語り口で様々な流行語を生み出した。「ざんす、ざんす、さいざんす」
 
 【ちいとも知らなかった】「ドラえもん・流行性ネコシャクシビールス」
「ちいとも知らなかったわぁ」昭和36年
 テレビ番組「スチャラカ社員」で無能な課長役の人見きよしのせりふ。
 
 【なーんちゃって!!】「エスパー魔美・地下道おじさん」
「ナンチャッテおじさん」昭和53年
 国電や小田急の車内で「なーんちゃって」と人を笑わす40代のおじさんがいるという噂が深夜放送で流れ、次々と目撃者が現れ、「ナーンチャッテ・ブルース」というレコードまで発売する騒ぎとなった。ところが実際はこのおじさんは実在しなかった。
 
 【働けど働けどわが暮らし……ヒック!!】「福来たる」
「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢつと手を見る」
 石川啄木「一握の砂」より。
 
 【ばっかじゃなかろか】「ドラえもん5・地球製造法」「オバケのQ太郎・魔法のやかん」
「バッカじゃなかろか」昭和28年ごろ
 トニー谷の決まり文句。そろばんでリズムを刻みながらの語り口で様々な流行語を生み出した。
 
 【びっくりしたなモウ!!】「オバケのQ太郎・テーマソングを歌おう、山のおみやげ」
「びっくりしたな、もう!」昭和28年ごろ
 三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗のてんぷくトリオがコントのオチに三波が使った言葉。
 
 【フクロの心はオフクロ心、はればイタチのネズミわくう】「ウメ星デンカ・天下のフクロ師」
「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」
 指圧師の越波氏がテレビに出演し、指圧をする際に使用したフレーズが大流行した。
 
 【マッチポンプよばわりはまっぴらだ「中年スーパーマン左江内氏・日は暮れて道遠し」
「マッチポンプ」
 昭和41年、田中彰治代議士が衆議院決算委員会を舞台に、「国会で追求する」と脅かして利権をつかみ、すぐにもみ消す側に回った様を、「火をつけて消す」という放火と消防を一人で演じることに例えて表現した言葉。
 
 【明月や 池をめぐりて 夜もすがら】「パーマン・水爆とお月さま」
「名月や池をめぐりて夜もすがら」
 松尾芭蕉の作。名月の清光を愛でて、池の周りを歩いていたら、一夜を明かしてしまった、という意。
 
 【世はすべて事もなし】「エスパー魔美・春の嵐」
「神は天に在り、この世はすべて事もなし」
 イギリスのビクトリア朝の代表的な詩人ロバート・ブラウニングの劇詩『ピッパが通る』の朝の詩“GOD'S IN HIS HEAVEN. ALL'S RIGHT WITH THE WORLD.”から。
 
 【われに七難八苦をあたえたまえ】「ドラえもん8・くろうみそ」「オバケのQ太郎・苦しみよこんにちは」
「願はくは、我に七難八苦を与へ給へ。」
 山中鹿之助の言葉。鹿之助は戦国時代の武将で名は幸盛。出雲の人。尼子義久に仕える。1566年、義久が毛利氏に降ったので、尼子勝久を擁して戦ったが、のち播磨上月城で毛利方で攻められ、捕らえられ処刑された。山の端にかかる三日月を仰いで祈ったと伝えられる。

 

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