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しずちゃんへの思い入れ 5巻「のろのろ、じたばた」

 またまた「のろのろ、じたばた」です。藤本先生のしずちゃんへの思い入れは相当だったようで、アニメやグッズの絵に描かれたしずちゃんのチェックは一番厳しかったようです。そんなしずちゃんへの思い入れが自らの漫画にも表れたのが(?)、この作品です。

 98年3月に発行された「藤子・F・不二雄自選集 ドラえもん」に収録されている「のろのろ、じたばた」とてんコミを見比べてみて下さい。しずちゃんの顔、というか目が違いますよね。自選集の方がより可愛らしく描かれています。

 ご存じの方も多いでしょうが、この自選集は81年に発行された「藤子不二雄自選集」全10巻の中から「ドラえもん」だけを2冊にまとめられたものです。その際に描き換えが行われた、というわけです。でも、てんコミの方は昔のままなんですよねぇ。
 

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ドラやきの値段 5巻「かがみの中ののび太」

 ラジコン戦車やトランシーバーなどなどを買うために、必死に貯金をしているのび太。おやつのドラやきを返すからその分のお金まで要求する始末なんですが、昔の版ではこのドラやき、40円だったんですが、最近の版では何と100円に値上がりしてしまっています。

 昔は40円ということで6コマ目ののび太が持っている貨幣も4つで合っているのですが、100円ではどう組み合わせても合わないんですよね。ところで、ドラやきは2.5倍になっている割にはラジコン戦車もトランシーバーも値上がりしてません(^ ^;。
 

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鏡に写したものは… 5巻「かがみの中ののび太」

 子供の頃誰もが一度は欲しいと思った道具の一つに「フエルミラー」も入るのではないでしょうか。鏡に写したものが取り出せるというこの道具、のび太はお金を増やそうとしますが、鏡だからあべこべなお札が出てくるため、断念。ここで、よくそのあべこべのをさらに鏡に写せばいいじゃないか、というつっこみを入れる人がいますが、それはいいっこなしです(^ ^;) 。おそらく今のデジタル機器のように2度繰り返しコピーすることはできなくなっているんじゃないかな、と勝手に思ってます。

 さて、本題です。取り出したものはあべこべになってしまう「フエルミラー」ですが、サッカーボールや、卓球のラケットを増やす分にはいいかもしれませんが、のび太が増やしたものの一つに野球のグローブがあります。いくらなんでもこれは左右反対じゃ使いものにならないですよね。

 さらに細かいつっこみを入れるとですね、このグローブ、コマによって右利き用だったり、左利き用だったりするんですよ。
 

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記憶喪失の男の災難 5巻「わすれとんかち」

 黒人差別問題で「ジャングル黒べえ」が発禁になったのと同様、作品自体は残っても描き換えられてしまった作品はいくつかありますが、この「わすれとんかち」もそのひとつです。

 記憶喪失になった悪役スターの男がドラえもんのわすれとんかちによって今まで演じてきた役柄を思い出すわけですが、最後にスネ夫にぶんなぐられてピーカピカと引き出された記憶の中に土人の姿がありますよね。これ、今では描き変えられて、ヤクザになってしまっています。
 54ページの1コマ目のドラの「橋の下とか、ゴミための横とか…。」というセリフも「電車の音がしたとか。」に変えられていたり、他にもスネ夫に別荘を見せてくれ、といわれて見せるシーンも大幅に描き替えられていたり、「こじき」という言葉も消されちゃっていたり、災難だらけの作品になってしまいました。
 

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ついに… 5巻「ドラえもんだらけ」

 「狂う」という言葉ってそんなにマズイんでしょうか。誰がどう見たって「狂ってる」86ページ2コマ目のドラえもん、最近の版では「ついにおこった。」になっちゃってますが…。
 

onpu

ダウジング 5巻「地底の国探検」

 「ドラえもん」ならぬ「ドラミちゃん」の傑作、「地底の国探検」。その出だしで、カバ田じゃなくジャイアンが針金2本で土に埋まっているものを探しているシーンがありますね。このジャイアンがやっている行為は「ダウジング」と呼ばれているものです。結構このダウジングは歴史が古く、紀元前6000年にも行われていた形跡があるそうです。

 この作品が描かれた1974年当時では「科学的根拠ははっきりしない」とされていますが、現在はどうなのかといいますと、やはりまだ分かっていないようです。

 それでもいくつか説はあるようで、自分の無意識のうちに手の筋肉が動いてしまうという生理的な身体動作(不覚筋道)を理由に挙げる人や、磁性細菌という、体内にマグネタイトという磁石を持っているバクテリアに反応するという説などがあるそうです。

 ちなみに、この当時の新聞をこちらで紹介していますので、一度ご覧下さい。
 

onpu

成金さんのコレクション 5巻「つづきスプレー」

 絵のたくさんある家、ということでドラ達が向かった成金さんの家のコレクション。あなたは全ての作品の名前と作者をご存じですか?あまりに有名なものばかりですが、ここではちょっとお勉強ということで、御紹介します。

  【モナ・リザ】 1503-06年 レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452−1519)
  【舞台の二人の踊り子】 1874年 エドガー・ドガ(1834-1917)
  【落ち穂拾い】 1857年 ミレー(1814−1875)
  【円盤投げ】 紀元前450年頃 ミュロン
  

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何がおかしくなった? 5巻「うつつまくら」

 「うつつまくら」のおかげで天才少年になったのび太。夏休みの宿題をやってきたために先生に「きみ、頭がおかしくなったんじゃないだろうね。」とまで言われてしまうんですが、最近の版では「きみ、おかしくなったんじゃないだろうね。」になってしまっています。
 「頭が」がなくなれば、問題ないわけか…、う〜む。
 

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くくくく 5巻「うつつまくら」

 145ページの3コマ目ののび太のセリフ「くくくく。」って一体なんなんでしょう。僕が思うに、藤本先生は波線か何かのつもりで下書きを入れたんだと思います。それを編集者が「く」と勘違いして「くくくく。」にしてしまったんではないか、と。原稿を一度見てみたいものです。
  

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めめ 5巻「うつつまくら」

 これは最近の版でしか見られない誤植です(どーでもいい間違いなんですが(^ ^:)。
 150ページの1コマ目、「夢も、ここまたでオーバーになると、気がひけるなあ。」の「夢」のルビが「めめ」になっています。昔の版ではちゃんと「ゆめ」になっていたんですが。
 

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