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女の子をキャアキャアいわせよう 3巻「きせかえカメラ」

 大長編ドラえもんでも登場するなど、ドラの道具の定番の一つともなっているきせかえカメラ、定番となっている道具はなぜか初期の作品に登場したものが多いんですよね。

 さて、今回の話題はすでにお気づきの方は多いと思うので、よけいなお世話になりかねないのですが、藤本先生の作品の魅力の一つとも言えるギャグなので、お気づきでなかったらもったいないなあ、というわけで敢えてご紹介します。
 のび太からきせかえカメラを奪って、ファッションショーを開こうとしたジャイアンとスネ夫。ジャイアンは『女の子を集めて、キャアキャアいわせよう。』というのが目標でした。

 さて、ファッションショーが始まりましたが、ドラがデザインを抜き取ったため、ジャイアンは…皆さんご存じですよね。女の子たちは逃げだしたわけですが、彼女たちはキャーキャー言って逃げてます。つまり、ジャイアンの『女の子をキャアキャア言わす」という当初の目標は達成できたと言うわけ。
 ホントに小さなことなんですが、これは藤本先生の作品の大きな魅力だと思うんですよ。
 

やっぱりり! 3巻「ぼくを、ぼくの先生に」

 どうでもいいようなことはいちいち改竄するくせに肝心のミスを修正しないという例です(^ ^;。149ページの6コマ目のドラのセリフ「ほら、やっぱりり!」は何と初版からずーっと修正されずにいるんですよ。
 

パパのメガネ? 3巻「白ゆりのような女の子」

 のび太のパパが学童疎開していたという設定は、今ではかなり苦しくなってしまいましたね。さて、158、159ページの回想シーンでのパパの子供の頃の姿なんですが、おかしな点があることに気づいていましたか?何とパパがメガネをかけているんです。タイムマシンで過去に行ったときにはパパはメガネをかけていなかったので、明らかにミスですね。
 

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なぜ、おじいさんにならなかったのか? 3巻「おはなしバッジ」

 つければ昔話の主人公と同じ出来事が起こるというおはなしバッジ。最後にのび太がつけたバッジは「浦島太郎」でしたが、最後におじいさんになるのか、と心配するのび太ですが、乙姫さまからもらった箱の中味はケーキというわけで、のび太はおじいさんにならずにすんだわけですが、なんでおじいさんにならなかったの?といえば、ラストのコマでのセワシの「やあ、おじいさん。バッジを使って、楽しんだみたいだね。」というセリフで、のび太はおじいさんになった、というわけですね。これ、気づいてなかった方もみえるのでは?

 ところで、このセワシのセリフ、どの版で修正されたのかは分かりませんが、少なくとも初版では「やあ、バッジを使って、楽しんだみたいだね。」となっていて、肝心の「おじいさん」がなくて話のつじつまが合わなくなっていました。
 

おもちゃの兵隊の数 4巻「おもちゃの兵隊」

 「ドラえもんのうた」の2番にも登場するおもちゃの兵隊。タケコプターとどこでもドアに比べたらどう考えてもマイナーな道具ですが、この兵隊、何人いるでしょう?
 答えは5人なんですが、33ページの2コマ目で初登場した時だけ6人いるようなんですね。もう一人はどこへ行っちゃったんでしょう?
 

1461の謎 4巻「アベコンベ」

 「ドラえもん」は昔藤子不二雄A先生も描かれていたとか、ゴーストライターが描いていたなどといったデマはよく聞かれますが、「ドラえもん」は藤本先生の作品です。ただ、皆さんおわかりでしょうが、後半になるにつれ、その他大勢のキャラはアシスタントによる絵が目立つようになります。それでも晩年の大長編ドラえもんまでどんなに体調が悪くとも主要キャラの顔は藤本先生がペン入れをされていました。

 というわけで背景などもペン入れはアシスタントの方がされていたんですが、そこには結構気づかずに読み飛ばしているネタが転がっています。

 そのひとつが43ページの藤子先生?の車。ナンバープレートを見ると「1461」とあります。だからどうした、といわれればそれまでなんですが、実はこの作品以外にも1巻の77ページ、5巻157ページ、8巻6ページ、9巻60ページ、12巻133ページ、14巻135ページなど、車のナンバープレートには、かなりの確率でこのナンバーが書かれているのです。

 じゃあ、この「1461」っていったい何?ということになるわけですが、11巻の165ページの最後のコマの電柱の看板を見てください。「フジコ商店」の電話番号が「03-373-1461」となっていますね。そうなんです、当時の藤子スタジオの電話番号から来ていたんです。
 

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クルクル 4巻「世界沈没」

 101ページの最後のコマで、ドラえもんがジャイアン達に世界が沈没することを伝えているシーン。みんなは大笑いしているのですが、あなたがお持ちの版はジャイアンは指を回していますか?それともただ頭を指さしているだけでしょうか?
 もともとは指を回して「クルクルパー」を表現していたのですが、これも規制で消されてしまったようです。こんなものまでダメとはねぇ…。この変更は11巻の9ページ2コマ目、15巻27ページ、3コマ目もされています。
 ちなみにのび太のセリフも「気ちがいかと思われる。」から「へんだと思われる。」に変えられています。
 

文政九年は… 4巻「のび左衛門の秘宝」

 文政九年の元日は、野比家の六代前の先祖であるのび左衛門があまりある金を埋めた日なのですが、では文政九年はどんな時代だったかと言いますと、西暦では1826年、三年前にはシーボルトが長崎を訪れ、前年の1825年には外国船打払令が発布されています。
 このように日本は激動の時代を迎えていたわけですが、野比家は昔も今ものんびりしていたようです(^ ^;。
 

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やきいもは、食べるまえに 5巻「のろのろ、じたばた」

 「クイック」を飲んだドラえもんの名言、『やきいもは、食べるまえにおならをする』はドラえもんファンなら知ってて当然ですよね。
 この作品は「小学三年生」1971年3月号が初出ですが、その時のドラえもんのこの言葉は『やきいもを、食べるまえに、……する。』となっていて、「おなら」という言葉がありませんでした。初出時よりちょっとお下品になったという珍しい例でした。
  

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ドラは北海道まで行っていた!? 5巻「のろのろ、じたばた」

 再び「のろのろ、じたばた」からです。もひとつセリフの書き変えネタを。
 クイックを更に飲んでしまったドラえもん、猛スピードで走り去ってしまいましたが、やっとの思いで家に着いたとき彼が口にしたセリフ、『青森まで行ってきたよ。』スネ夫の愛岩サムソンも青森からはるばる帰ってきたわけですが、初出時ではドラえもんは青森どころか『北海道まで、いってきたよ。』だそうです。
 要はこの頃はまだ青函トンネルがつながってなかったからドラえもんが北海道まで行けるはずがない、ということでその手前の青森ということになったんでしょうが、別に北海道まででもいいのに、と思うのですが。かえって面白いような気がしませんか?
 

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