タイトル

 

 ■オバケのQ太郎■


最初はあまり構想らしいものがなく、何かオバケのマンガというだけでした。まかりまちがえば怪談マンガになっていたと思います。6つか7つあげたキャラクターの中から編集部が選んだのがこのキャラクターで、オバQの性格がそれで決まりました。

それまでも日常性と非日常生の組み合わせという型の作品はいくつか描いていましたが、無意識に手さぐりでやっていたものが、オバQで固定しました。決定したキャラクターをみると、こわくないむしろいかにも図々しそうな非常識そうなトンチンカンな顔をしている。そういうことからオバQのマンガははじまり、逆転の発想の路線が敷かれたのです。テレビアニメ化の話は突然で非常に意外でしたね。 

 (アニメ作品「コレクション」について)
Q太郎というのは、常識というものに対してまったくの白痴オバケ。そのQ太郎の目をとおして見て、ぼくらがふだん何げなく接しているような日常のいろいろなこととのずれをギャグにしたわけです。魚拓というのはよくあるのですが、それを顔拓というところまで飛躍させたわけです。Q太郎としては「おもしろいコレクションでしょ。」と、非常に罪のない発想だったのですが、おかげで町の人たちはたいへんな迷惑をこうむる。そういうところがいわゆるオバQらしい作品だとぼくは思います。

徳間書店「アニメージュ」 昭和55年Q月号 より

 

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